Las comedias de Lope de Vega

17世紀スペインの劇作家ロペ・デ・ベガの未邦訳作品を翻訳しています。Traducciones (relativamente libres) de unas comedias de Lope ineditas en japonés. はじめての方はカテゴリー「このブログについて」からご覧ください。無断転載はお断りいたします。

苦行はほどほどに

Click!

アルブレヒト・デューラー

≪祭壇の前で自らを鞭打つ男≫1510年

木版画大英博物館

 

 現在はほとんどありませんが、修道者や信徒会員が我が身を鞭打ったり、わざわざ体に痛みを与える帯を身につけたりすることは、かつてヨーロッパでしばしば行われていました。時にはファナティックなまでに自分の肉体を痛めつける姿が描かれることもありますが、健康を損なってまで行うことはかえって祈りの妨げになることから、通常は「ほどほどに」行われていたようです。

 

 16世紀スペインの聖女アビラのテレサ(テレジア)は、自身が病気がちであったことから、過度の苦行を行うことには批判的でした。

 

“ もし腰のあたりに痛みを感じたなら、苦行の帯も鞭も使用しないでください。とても害になりますから。神はあなたの苦行よりもあなたの健康と従順をお望みです。”

(アビラ在住のロレンソ・デ・セペダ宛ての手紙、1577年)

 

 クララはフェリックスのために醜くなろうと苦行をするのですが、自分のためにやつれていくクララを見てなおさら恋焦がれていくフェリックス。ふたりともピュアすぎますね。