Las comedias de Lope de Vega

17世紀スペインの劇作家ロペ・デ・ベガの未邦訳作品を翻訳しています。Traducciones (relativamente libres) de unas comedias de Lope ineditas en japonés. はじめての方はカテゴリー「このブログについて」からご覧ください。無断転載はお断りいたします。

フィネアの選択

  フィネアは最後にラウレンシオとの結婚をオタービオに許されますが、オタービオとしてはしかたなく認めたというところでしょう。『アマルフィ公爵夫人の執事』の第一幕で、農家の息子ドリストが恋人のバルトーラを妊娠させてしまったと嘘をつき、両親がしぶしぶ結婚を認める場面がありますが、それと似たようなものです。ドリストの台詞に、「このごろの娘たちは独立心が旺盛で、付き合う男は自分で選ぶんだ。男に選んでもらうんじゃなくてね。」とあるのが興味深いところです。この劇の舞台はイタリアなのですが、ドリストとバルトーラが出てくる農村の場面では、当時のスペインをリアルに感じさせる台詞が使われているようです。

アマルフィ公爵夫人の執事(5) - buenaguarda

 

 『ばかなお嬢様』のような恋愛喜劇では、女性たちが恋愛に関してかなりアグレッシブなかわり、負けても禍根を残さないところがさわやかです。