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Las comedias de Lope de Vega

17世紀スペインの劇作家ロペ・デ・ベガの未邦訳作品を翻訳しています。Traducciones (relativamente libres) de unas comedias de Lope ineditas en japonés. はじめての方はカテゴリー「このブログについて」からご覧ください。無断転載はお断りいたします。

翻訳メモ

訳者からのおしらせ Información

 このブログでは、ロペ・デ・ベガの戯曲のうち邦訳されていない作品を訳しています。作品の選択は、今のところ私の個人的趣味です。ロペの戯曲という のは三幕構成になっており、長さもだいたいみな同じで、登場人物にはいくつかの型があり、喜劇的要素と悲劇的要素が混在しています。

 

これまでに訳したもの:

アマルフィ公爵夫人の執事(El mayordomo de la Duquesa de Amalfi)』

『日本の殉教者たち(Los primeros mártires de Japón)』

*どちらも、かなりマイナーな作品です。文学作品として読まれるよりも、ロペ研究の対象として読まれそうな作品です。

 

すでに邦訳があるもの:

『フエンテオベフーナ(Fuenteovejuna)』

『オルメードの騎士(El caballero de Olmedo)』

『農場の番犬(El perro de hortelano)』

* いずれもロペの代表作とされ、上演される機会も多いようです。しかし、他の多くのロペ作品と比べて、とびぬけて出来がいいというわけでもないように思えま す。いかにもスペインらしい特徴をもっているとか、テーマが今日的である、というのが代表作に選ばれやすい理由ではないかというのが個人的意見です。

 

これから翻訳する予定のもの:

『ばかなお嬢様(La dama boba)』

『守護天使(La Buena Guarda)』

 

*『ばかなお嬢様』はロペの作品でも人気の高いもののひとつらしく、よく上演されるようです。邦訳があってもおかしくないと思うのですが、言葉遊びが多くて訳すのが難しい作品でした。とはいえ、機知にあふれた軽妙な喜劇で、登場人物たちも魅力的です。

*『守護天使』は、ロペが手掛けた宗教劇のひとつです。テーマはあまり今日的でないので上演されることはほとんどなさそうですが、天使やキリストが舞台上に登場して人間と会話をする、ユニークな劇です。

 

 いちおう下訳はできているのですが、まだ手を入れないといけないところもあるので、ある程度まとまってきたら公開します。

『復讐なき罰(El castigo sin venganza)』『真実の演技(Lo fingido verdadero)』など、まだまだ面白い作品があるので、これからも訳すのが楽しみです。もちろんちゃんとした邦訳が出版されたら、ぜひ読みたいと思っています。