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Las comedias de Lope de Vega

17世紀スペインの劇作家ロペ・デ・ベガの未邦訳作品を翻訳しています。Traducciones (relativamente libres) de unas comedias de Lope ineditas en japonés. はじめての方はカテゴリー「このブログについて」からご覧ください。無断転載はお断りいたします。

Q.L.Q.Q.

『復讐なき罰』冒頭ページ 『最高の劇作家および詩人によって今日までに世に出された最も偉大な12のコメディア』(1647年、リスボンで刊行)第43葉 El castigo sin vengança : tragedia. Quando Lope quiere quiere / [de Lope de Vega Carpio] | Biblioteca…

出生の事情

『復讐なき罰』の登場人物フェデリーコは、フェラーラ公爵が結婚前に愛人に産ませた息子という設定です。ロペは、高貴な家の庶子として生まれた主人公がたどる運命を、さまざまなコメディアの中で描いています。『ラ・アルデウエラ』『庶子ムダーラ』『人前…

百年の恋も冷める

『復讐なき罰』は、名誉を何よりも重視する社会が人間に負わせた悲劇を描いているとも言えますが、この悲劇はまた、それぞれの登場人物の心の弱さが招いたことのようにも見えます。 公爵は、カサンドラと結婚した後も、放蕩生活と縁を切ることができません。…

名誉の掟

『復讐なき罰』は、夫婦間の名誉問題を扱った悲劇のひとつです。ひとたび妻の不貞行為が明るみに出れば夫の名誉は著しく損なわれ、二度と回復しないというのがフェラーラ公爵の言う“名誉の掟”であり、君主という立場上、そのことは断じて避けなければなりま…

受け身の男性

私が現在参照しているロペの専門書は、最近出版されたフェリーペ・B・ペドラーサ・ヒメネス(Felipe B. Pedraza Jiménez)の『ロペ・デ・ベガ “自然の怪物”の情熱、作品、運命(Lope de Vega; Pasiones, obra y fortuna del "monstruo de naturaleza")』で…

グラシオーソ(gracioso)の役割

ロペ・デ・ベガ 『人前では愚かだけれど、本当は賢い娘』冒頭のページ (『ロペ・デ・ベガのコメディア集第21巻』1635年) *「ガラーン(galán)」「ダマ(dama)」「グラシオーソ(gracioso)」「従者あるいは侍女(criado,criada)」など、それぞれの登場…